
一条美咲です。
メンズファッションの新しいトレンドと言えばビッグシルエットです。今年の夏は大き目のTシャツにタイトなボトムを合わせた着こなしが非常に多く見られましたよね。しかしストリート感やBボーイ感が出過ぎて子供っぽくなるのでは?と懸念している人も多いようです。
今回はカジュアル過ぎないビッグシルエットの着こなしポイントをまとめてみたので、是非参考にしてみてくださいね。
ビッグシルエットを大人っぽく仕上げるポイント①:素材やカラーを上手く使うこと
今日はちょっと改まった格好をしなきゃいけない日だという場合、男性の場合はテーラードジャケットやドレスシャツが一番に思い浮かびますよね。これはアイテムによってカジュアルな要素を排除するというテクニックと言えますが、素材やカラーでも同じテクニックが使えます。
例えばTシャツの場合、コットンとシルクではカジュアル感が全く違いますし、シャツの場合もダンガリーと真っ白なドレスシャツとではカジュアル感が全く違うことを考えてみると、素材やカラーによってエレガントなスタイルが完成するのがわかります。
となれば…ビッグシルエットを大人っぽく仕上げるには、それなりの素材やカラーを選べば良いということになります。
☆テーラードジャケット×スキニーデニムを大人のビッグシルエットにするには?
素材とカラーがポイントだとすれば、テーラードジャケット×スキニーデニムという定番コーデはどう仕上げれば良いでしょう?
いくらテーラードジャケットとは言え、コットン素材でベージュカラーだったらカジュアルアイテムですが、ツイードやウールといった素材ならエレガントに決まるので、カジュアル過ぎないビッグシルエットに取り入れるのは後者がオススメです。スキニーデニムの場合も、クラッシュ加工されたダメージデニムならカジュアルですが、ブラックデニムならドレス感も出るでしょう。
ビッグシルエットを大人っぽく仕上げるポイント②:エレガントなアイテムだけでビッグシルエットを作る
トップスでもボトムでもアウターでも、タイトなアイテムを着るよりオーバーサイズで着た方がカジュアルテイストが強くなるのは基本中の基本なので、ビッグシルエット自体がカジュアルスタイルの1種と言っても過言ではないのですが、全てエレガントなアイテムでまとめた場合はどうでしょう?
例えばワイドスラックスに艶があるカットソーやドレスシャツ、オーバーサイズのチェスターコートなど、これでもかというくらいのエレガントなアイテムばかりでビッグシルエットを完成させればカジュアルの要素は消えますよね。全部ではなくトップスのうちどれか一つをオーバーサイズにするだけでも十分にビッグシルエットと言えるので、まずはそこから始めてみるのも良いでしょう。
ビッグシルエットを大人っぽく仕上げるポイント③:基本をマスターする
ビッグシルエットの基本中の基本コーデと言えば、オーバーサイズカットソー×スキニーデニムです。特に秋冬はレイヤードコーデが多くなるので、カットソーはどんなカラーにも合う白をチョイスするのがオススメですね。
例えばオーバーサイズの白カットソーの上にニットを合わせてスキニーデニムを穿けば、カットソーの裾が下から程よいバランスで覗きます。これで基本は完成なので、あとはニットをオータムカラーのオリーブグリーンやマスタードイエローにして季節感を取り入れることで大人っぽく仕上がるでしょう。
ビッグシルエットを大人っぽく仕上げるポイント④:モノトーンでクールにまとめる
カジュアル過ぎないようにするにはカラーがポイントですが、一番簡単にカッコよく仕上げるには黒と白のアイテムのみを使うモノトーンコーデにすることです。
オーバーサイズのパーカーに短パン、ハイカットスニーカーというストリート感の強いカジュアルなビッグシルエットコーデでも、モノトーンコーデにするだけで雰囲気がガラッと変わります。またオールホワイト、オールブラックコーデにしてもカジュアル感は抜けるので、靴や帽子にも他のカラーを使わないようにしてエレガント寄りのビッグシルエットを完成させましょう。
ビッグシルエットを大人っぽく仕上げるポイント⑤:セットアップの大人っぽさを有効利用する
さすがにスーツでビッグシルエットを完成させるのは難しいですが、セットアップならそれも可能です。レディースでは定番アイテムとなっているセットアップですが、メンズではスーツ以外のセットアップを上手く着こなせるだけでお洒落上級者と言えますね。
素材感は大きなポイントなので、上質なサラサラと風になびく素材のワイドパンツとカットソーのセットアップがマストで、カラーはやはりブラックかグレーがオススメです。モード系テイストもプラスされつつ、あまり人と被らない着こなしになるので、個性的なお洒落を好む方は是非試してみてください。
ビッグシルエットの着こなしは素材とカラーを重視!
夏のビッグシルエットは比較的簡単に作ることができますが、秋冬はアウターとバランスなども考えなければいけないので、着こなし方が難しいと感じるのは仕方ありません。しかしご紹介したように素材とカラーに気を付けることでバランス良い着こなしが実現できるので、是非参考にしてみてくださいね。