
一条美咲です。
疲労回復には食事で栄養補給するのがとても良い方法のひとつですが、いざ食事を見直すとしても、何を注意していいのかわかりませんよね。仕事で忙しい時は食事をする時間すらまともに取れない状態。でも家に帰ってビールとおつまみだけでは、体の疲労回復の食事にはなりません。
そもそも健康的な食生活とは一日3食しっかり食べることですよね。わかっていても実際に毎回食事内容に敏感になるのは楽ではありません。
しかし疲労がたまると体調を崩して深刻な事態になってしまうことも。そこで今日から早速始めたい、疲労回復に良い食事について見ていきたいと思います。
豚肉で疲労回復しよう
疲労回復の食事には色々な食べ物がありますが、なかでも疲れを取る働きが高いのが「豚肉」です。豚肉にはビタミンB1が多く含まれているのですが、この栄養分は疲労を回復する効果があります。
ビタミンB1が不足すると、ご飯などの炭水化物を食べた時にうまくエネルギー変換ができなく、疲労物質の乳酸に変わってしまうのです。どんぶりご飯を食べてもなんだか疲れがとれない時ってありませんか。こんな場合は豚肉料理をプラスしましょう。
さらに疲労回復効果を高くするなら、レモン汁がオススメです。レモンのクエン酸は疲労物質を体の外に排出する働きがありますので、豚肉料理にレモンをぎゅっと絞ってかけるだけで疲労回復効果がアップします。
寝る前の牛乳で快眠しよう
疲労回復の食事は栄養補給とともに睡眠の質を上げるためにも工夫したいですよね。オススメの食べ物が牛乳です。牛乳と聞くとなんとなく朝食をイメージする方も多いでしょうが、疲労回復の食事としては寝る前がオススメです。
牛乳にはリラックスの働きをする脳内物質の「セロニン」の分泌を助ける働きありますので、なかなか寝付けない人や睡眠不足で朝も疲れが残る方にお勧めです。
牛乳はカルシウムも多く含まれていますので、イライラ解消にも効果が期待出来るでしょう。仕事のストレスや悩みを抱えたまま寝るのは、せっかくの疲労回復の貴重な時間を台無しにしてしまう可能性も。温めた牛乳を飲んで、リラックスした状態で疲労回復してくださいね。
胚芽米でストレス解消しよう
ご飯をたくさん食べないとお腹がいっぱいにならないという方は多いですよね。炭水化物のご飯やパン、麺類は男性の好物のひとつです。しかし炭水化物は糖質が多いため食べ過ぎは肥満の原因になります。
最近では炭水化物を抜くダイエットが注目されていますが、白米は場合によって疲労物質を増やしてしまう可能性があります。そこで今日からプラスしたいのが「胚芽米」です。胚芽米は疲労回復に効果的なビタミンB群を多く含み、炭水化物や脂質をエネルギーに変える働きがあります。
またビタミンEも多いため、血液をサラサラにする効果もあります。年齢とともに増えるメタボの予防にもぜひ胚芽米を食べてみませんか。
スライスオニオンで血液サラサラにしよう
玉ねぎは炒め料理やカレーでお馴染みの野菜です。とくに栄養価値を意識して食べることが少ない食べ物ですが、玉ねぎには驚くほどの疲労回復効果があるのです。
たまねぎの辛味の成分「硫黄アリル」は血液をサラサラにする効果があり、動脈硬化や高血圧の予防にも大変効果があるといわれています。またこの成分は神経を安定させる鎮痛作用があるので、精神的な疲労や仕事のストレスを抱えている人にぴったりの疲労回復の食事です。
しかし玉ねぎは過熱すると栄養価が下がってしまうので、オニオンスライスのサラダなどが良いでしょう。水にさらしても栄養分がなくなってしまうのでご注意くださいね。玉ねぎをすりおろしたドレッシングなども簡単でオススメですよ。
疲労原因のイライラ解消の食事をしよう
疲労の原因は色々ありますが、深刻なのは体を動かした後の筋肉疲労でなく、精神的にくるストレスなどの疲労ですよね。普段の生活のなかには色々なストレス原因があります。人間関係やお金など悩みを抱えている人がほとんどではないでしょうか。
そんな疲労回復に良い食事のオススメが「ひじき」です。イライラ解消にはカルシウムが有名ですが、さらに吸収を高めるにはマグネシウムを一緒に取ることが大切です。ひじきにはこの2つの栄養が入っているため、一度で効果的な疲労回復効果が期待できるのです。
さらにひじきと一緒にビタミンCを摂取すると、ストレスに強くなるホルモンの分泌も活発になりますので、メニューに果物などもプラスすると良いでしょう。
まとめ
疲労回復をしたくても、ゆっくり休む時間が取れないのが現実です。そんな時は食事内容をちょっと意識して、疲労回復に効果的な食事を始めてみませんか。
疲れた時やストレスがたまっていると、ついつい暴飲暴食になりがちです。体に疲れをためないようにするには、健康的な体を作ることが大切です。1日3食、お酒の飲みすぎには注意をしながら栄養バランスを整えましょう。食事だけで不安な場合は、サプリメントを取り入れるのも一つの方法です。